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診療再開にあたって


6月12日までに墨田区の消毒措置が完了し、収束したと考えられるとの
評価を頂きました。段階的に診療を再開してまいります。

ご挨拶

 4月末の新型コロナウイルスの院内感染により停止しておりました再診外来を、
6月8日から再開し、今後は15日より病棟入院を、29日より一般外来を再開する予定と
なっております。
5月12日以降新たな感染者はなく、墨田区保健所と厚生労働省クラスター対策班のご指導を
受けて院内の感染防止対策を整え、区の消毒措置が完了し収束したと考えられるとの評価を
いただきました。
 何よりもまず当院にて闘病にあたられていた中、お亡くなりになられた患者様のご冥福を
お祈りいたします。最期のお別れのかなわない中でのご逝去となられたことを、医療者として
深く心に刻んで参りたいと思います。
そして地域の皆様、当院をご利用いただいている患者様に、多大なるご心配とご迷惑を
おかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
また、お励ましの言葉や防護衣などを御寄贈くださいました皆様、陽性となられた患者様の
転院を受け入れて下さった医療機関に、厚く御礼申し上げます。
 私たちはこの痛ましい出来事を忘れることなく、新しく始まった新型ウイルスとのまだまだ
続くであろう戦いに向き合い、感染症に今まで以上に配慮した病院として、心機一転皆様の
信頼にお応えできるよう努力を続けて参ります。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

                                   院長 中村能史

新型コロナウイルス院内感染のご報告

4月25日・26日の週末、一般病棟で発熱患者が見受けられるようになりました。
27日月曜日の朝、病棟看護師からも体調不良による病欠の申し出が出たため、
速やかに墨田区保健所に申し出て、28日にPCR検査を実施することになりました。
検査の結果、複数の陽性が確認されたため、新規の入院と外来を停止いたしました。
その後、外来や他病棟には感染は広がっていないことが判明しております。
当該病棟の患者さまのうち、陽性の方は感染症対応の医療機関に、陰性の方も他の病院に
一旦転院をしていただき、病棟看護師は罹患の有無に関わらず、全員待機をすること
になりました。

これまで当院では発熱患者さまの来院をお断りしてまいりました。
墨田区保健所及び国立感染症研究所による調査では、明確な感染経路は特定できて
いませんが、以下のことが報告されています。
・患者さまの後に、職員の発症のピークが来ている
・清拭など処置の多かった患者さまに比較的陽性が多い
・ゲノム解析の結果、単一の流入源から変異を獲得しながら拡散したと考えられる
・4月29日に事態が判明して院内の再編成をおこなって以降、新規感染は起きていない
 可能性が高い

今回行政からは、救急などの再開により、今後も偶発的に患者が流入する可能性は
否定できないと言われております。
流入しても広げないために、指導を受けて以下のように改善を図りました。
・清潔・不潔のゾーニングの見直し
・防護衣の交換や手指衛生の機会を増やす(看護職員は消毒液を携帯)
・休憩室やロッカーなど職員同士が密になる空間を減らす工夫をする
・接触感染の要因となる処置の改善
・新規の入院患者さまの一定期間の隔離管理
医師も今回多くの症例に当たりましたので、呼吸器症状や発熱を敏感に察知し、
これまではなかなかたどり着けなかったPCR検査にも迅速につなげて参ります。

スタッフは同僚が体調不良で倒れていく中でも、最後まで職務を全うしようと
奮闘し、陽性となった患者さまを気遣っていました。
そばに行くことが出来なくなり思うような看護が出来なかったこと、社会的に
隔離されることへの苦悩、はじめて患者の立場になって思い知ったことなど
職場復帰の際に語り合いました。そしてコロナの専門病棟を患者として見てきた
経験から、当院で取り入れられることはないかを皆で考え、翌日から病棟で工夫を
重ね始めました。その間に一般病棟は、全ての壁紙や絨毯を張替え、墨田区の
ご協力で消毒も済ませております。
当該病棟の担当だけでなくあらゆる部門のスタッフが、文字通り一丸となって
この難事にむかってきた50日間でした。
これから、まだしばらくこの未知の感染症と向き合う日々が続きます。
私たちは今回の経験を糧に、感染に対する知識のアップデートを続け、引き続き患者
さまに寄り添った看護を続けてまいります。
ご協力とご支援をよろしくお願いいたします。